CAAATは、Computer Assisted Autonomous Japanese language learning, Assessment and Testing(日本語の自律学習・アセスメント・テスティング支援サイト)の略です。
日本語教師のみなさんから、「どうやったら良いテストを作ればいいか分からない」「文系だからテスト結果を統計的に分析できない」「評価が大事なことはよく分かっているけれど、とても忙しくて時間がない!」というお話を聞いたことがきっかけで、このサイトを作ることにしました。
日本語には、とても忙しい時に「猫の手もかりたい!」という、ことわざをがあります。英語なら、"I need all the help I can get."です。猫の手もかりたいほど忙しいみなさんのために、このサイトでは、日本語の自律学習と評価(アセスメント・テスティング)をお手伝いする便利なツール、「猫の手ツール」をまとめて紹介しています。
「猫の手ツール」のほとんどは、インターネット環境があれば使えます。「無料で日本語能力の伸びを実感したい」「日本語能力試験では測れない能力を測りたい」という、自律的な学習者のみなさんにも使ってほしいと思います。
まだまだ小さな猫の手ですが、テストの点が低いとき、学期末の忙しいとき、つらい思いをした人にこそ、「評価はつらいが役に立つ」と思ってもらえるサイトを目指しています。
成人学習者向けの「猫の手ツール」として、読みの流ちょうさ測定ツール、日本語論文執筆Can-doリスト、ゼミ発表・ポスター発表自己評価シート、発音能力診断テスト、テスト問題作成支援システム(読解問題自動生成システム、日本語テキスト語彙・漢字分析器 J-LEX)の開発をすすめています。公開可能なツールから随時更新していきます。
また、年少学習者向けの「猫の手ツール」としては、小学3年生のつまずき言葉リスト、テスターの足場かけリストの公開を準備しています。
その他、問題文の難易度判定やテスト結果の分析に活用できる便利なウェブサービスを紹介しています。